著作権登録批判 siken  戻るトップページ

 

<1999年6月の特許管理士試験の内容と混乱> 

 6月に実施された特許管理士試験に著作権に関する問題が出題されました。

 その内容は、 「社内での発明に対して、特許出願すべきか、金のかからない著作権に登録すべきか、中小企業の特許課長として判断せよ」というものです。

 「金のかからない」という記述には、試験問題としては恣意的なものを感じるのは私だけでしょうか。「金のかかる特許出願にすべきか、金のかからない著作権に登録すべきか」ということなのでしょうか。「金のかからない著作権への登録」で発明が保護されると言うのでしょうか。

  試験直前のセミナー

 特許管理士会は、試験直前に各地で受験セミナーを行いました。

 大阪の試験会場においては、試験終了後に恒例の答え合わせが行われ,ここで前記著作権登録の出題について,「個人が発明を特許に出願するか著作権登録するかはその人の自由であるが、かりにも企業においては発明を保護するためには特許出願するのが当然であり、特許出願するが正しい」というような旨の解説が講師から行われました。

 これに対して受験者のなかから「神戸において開催されたセミナーでは、特許管理士会の本部の講師は、『著作権に登録するのが正しい』と言っていた。」「どちらが正しいのか?」という疑問がだされました。

 試験直前のセミナーにおいて「発明を特許出願ではなく著作権に登録」することを正解とする講義が,本部を中心に組織的に行われていることがわかります。

 

<知的所有権(著作権)登録願用紙に特許管理士会名を表示>

 1999年10月に会員に配布された知的所有権協会の「知的所有権(著作権)登録願」用紙の左下隅に「一般紹介者 特許管理士会」の表示が行われています。

 

<1999年10月に会員の配布された豊沢豊雄氏の礼状>

 この礼状には、9月25日に開かれた特許管理士会総会において、「『特許にならぬものは、みな著作権にして換金してやる』というと、全会一致で決定しました。」ことがかかれています。

 本当に換金してくれるのでしょうか????

 また、総会では豊沢氏を会長に選出しましたが、役員は選出も推薦も紹介もありませんでした。

 豊沢氏の個人運営組織と考えるべきなのでしょうか?

 私見としては、まじめに特許の知識と実務能力の向上に取り組み、会員と社会の期待に真剣に応える組織であれば、特許管理士会が豊沢氏の個人運営組織でも、それはそれでよいと思います。昔からその実態は豊沢氏の個人運営組織であったのですから。

 「発明の著作権登録」などという、発明家を食い物にして金儲けをするような行為をやめ、特許の知識、実務を身につけたいという人々の願いに真剣に応える活動を行い、失われた信頼と権威を取り戻すよう願うだけです。

 

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