99年のゴールデンウィークに小屋でお弁当作りを手伝っていただいた
川合さんたちに登山日記を投稿していただきました。
風と雪とホッケの薬師登山日記(カワイ風)
’99年 5月 3日

夜叉神峠小屋を出発して登ること8時間。

午後2時、薬師岳小屋に到着。
雪のなか、小さな鯉のぼりが私達を迎えてくれた。ほっとする。

休む場所で、暇つぶしにカメラなぞをいじってゴロゴロしていると、
小屋の人がのぞき込んできた。
マスターの小林さんだった。

「具合悪いの?」 「いいえ、全然、元気!」
「じゃあ、お弁当作り、手伝って。」
かくして好奇心旺盛な私達は、台所になだれ込んだ。
それを見ていたお兄さんのセリフがいかしてた。
「○○な父親ですみません。」(小林さんの息子さんのようです)
机の上に、40個ほどのアルミのお弁当箱が並んでいた。
ちょうどいま、ご飯が詰められたところ。
おかずとお新香を詰めていくのが、私達の役目だった。
魚の甘露煮、レンコンと竹輪の煮物、ミートボール、梅干し、
みんな1個ずつ。
ご飯に真剣にごま塩をかけて(ナカスヂ)、
黄色いお新香を添えたら(ホシ)、
出来上がり。
わたし(カワイ)は、ちょくちょくサボって、カメラ小僧になってました。
ナカスヂのライカは、みんなの注目の的だった。
お仕事(?)が終われば、くつろぎタイム。ビールで乾杯、お疲れさま!
夕食は、お客さんの食事が済んでから、しちりんでホッケを焼いたり、
餃子を炒めてもらったりで、予想外の豪華メニュー。
これで明日もがんばるぞ!
5月4日
風雪が吹き付ける中、出発。ほとんどまわりが見えない。今日は、辛い1日になりそうだ。
それでも歩き出すと、それほど寒くなくなり、新雪にザクザク踏み込んでいく。これもまたよし。
ほかのパーティと道を探しながら、なんとか観音岳へたどり着いた。
三山最高峰ということで、頂上での記念撮影。
※このときホシ(1番右)はストックを2本持っているが、下る途中で1本落としてしまう。
隊長ナカスヂが拾おうと試みたものの、足下が崩れ出し、危険なため、あえなく断念。
雪のオベリスクを眺め、岩場を降りると、あとは、長い下りが待っているだけだった。
雪から雨に変わり、ぬかるみを歩き続けて、ついに御座石鉱泉まで降りて来た。
「これ、君たちが落としたんじゃない?」
あとから来たパーティに声をかけられた。見覚えのあるストックが差し出された。
ホシのストックの片割れを、拾って届けてくれたのだった。
終わりよければすべてよし。いい山行だった。
名古屋不惑の会の皆様、ありがとう!
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