2013



8月





8/22


汚したいところほど

汚れないもんです


8/20



汗をかいたグラスの

氷が羊水に帰着するまで


天球に瞬く数多の過去にみとれる

それが罪だと誰が

一体誰が


空気より少しだけ軽いお気楽が

シアワセという綿あめの正体だったとして

アンニュイの中の恍惚が

禁断の甘みを失う訳もなく


言葉からはみ出たニューロンが

絶望と云う名の快楽を

食べやすくふやけさせたから


汗をかいたグラスの

氷が窒息に帰着するまで

体液みたいなカナシミを

飲み干して

飲み干してしまえばいい



8/13


出したいんだ

 君のこころに


出したいんだ 

 こころの中に



8/8



少しだけ火傷した肌が

ビールで補填した幻覚が

眼球越しに見える

何もない夏へのレクイエムに変質していく


安定が堕落なら

変革は狂気だ

勝者が誰ひとりとしていないゲームを

僕らは抜け出せずにいるだけじゃないか


明日は少し未来だ

だけど

明日は少し未来なんだ

だから夜には未来の産声が混じってるはずなんだ

絶対混じってるのさ


北緯35度の孤独は

どんな産声を噛み殺しているのだろう

今夜辺り

まだ肌が

こんなに火照っている




北緯35度の


8/6




ゴンタ3 ‏@gonta3go 33

切れないメスが

救いになることはない

 

 ゴンタ3 ‏@gonta3go 42

魔法は  使えません


こころが  使えるだけです

 

 ゴンタ3 ‏@gonta3go 21時間


その日あなたは天使として

産み落とされたんですよね


産声の記憶をなくしてしまった今

あの日の天使は

優しい人になれているでしょうか


消えてしまった羽が何に変わったのか

心の中を探してください

どうか探し続けてください


あの日僕らは天使として

産み落とされたんですよね

 

 ゴンタ3 ‏@gonta3go 23時間

夏のアリバイとしての海

塩辛い羊水の記憶


少し痛い肌と

午後の揺らめきの中で


ため息を摘まんで

言い訳を相殺したら

朦朧が蜃気楼と

言い換えられていた


そんな笑い話とかが


いや

それにしても夏


何ひとつ

僕にはナニヒトツの

 

 ゴンタ3 ‏@gonta3go 85

血まみれで踊る月夜の雌猫


その体温


そして粘膜


並列な夢が見られるかもしれないと

いや

またいつもの

手前味噌な妄想に酔った後


僕の背中をスケッチする誰かを

その風景を

眺めてみたいと


聞こえるように口ごもり

夏を想う


夏はある種の幻覚だ

悲しさを含んだ祭りなのだ

開く

 ゴンタ3 ‏@gonta3go 85

短ければ届く


短いから届く

 

 ゴンタ3 ‏@gonta3go 82


永遠の前で

僕らはいつも刹那の砂だ

 


・最近はツイートばっかりです


https://twitter.com/gonta3go





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