2011年

4月

4/30

・明け方は 世界もひとりだ

・未来が あまりにも遅くてね

4/29

・シンクロする 魂もなし 春の宵 

4/28

 

・雨は 魔法なのかもしれない

 

・僕の遺伝子の半分の



放心と書かれたような顔で眠る
ひどく小さくて
もろい魂の寝息を眺める
僕の遺伝子の半分の
僕の哀しみの大部分の

この期に及んでも隠蔽していた
永遠のひな形
無償という
代用が存在しないという
無限の宙空に収束する
投影としての愛の具象

無意識が拒み
すべての子宮達の中に探した
探し続けていたブラックマター
その寝顔を眺める夜更けの沈黙

枯れそうな命の
泣き出しそうな心の底辺の
なくしたくないもの
そして確実に消え行くもの

逆縁に彼女を泣かせるくらいなら
どんなに惨めでも生きてやると
クチビルをかむ
彼女が欲しがる未来を
何一つ与えられなかった僕の
僕と月しか知らない疼きが
心臓の裏側を刺激している

愛とはアナタのことだった
もう少しそこにいて欲しいと
夜に呟いた
ゴメンねも少し混ぜた

放心と書かれたような顔で眠る
ひどく小さくて
もろい魂の寝息を眺める
僕の遺伝子の半分の
僕の哀しみの大部分の

4/24

発信とかよりも
発振とか震源とか
うねるような共鳴体の
魔物のような
狂気じみたナニカをで

可能性や夢や未来を振り回さないこと
巨大な改革よりも
小さな革命であること

4/17

・春はとても静かに爆発している

4/16

・最後は少し 残酷な方がいい

4/14

・この旅の終わりに

この旅の終わりに佇んでいるはずの
最後のさみしさを想う
その横顔は孤独と言われたり
後ろ姿は絶望と呼ばれたりするのかもしれない

けれど僕は

薄汚れてよれよれなズボンと
シワだらけのシャツで
そのさみしさと抱き合いたい

たったひとつの足りないものが
なんだったのかを痛いほど感じて
足りない分だけ深く静かな
抱擁のままこと切れたいんだ


この旅の終わりに佇んでいるはずの
最後のさみしさを想う
抱きしめたかったのは君で
抱きしめたのも まさしく

 


天使じゃなくていい
悪魔であってもいい
人生の中で一番の
一番のその造形の目撃者の
権利とかいうやつ
そう 今まさに
君が売りさばいた安っぽい時間に付いてきた
脳裏に刻まれた写像の輪郭を
僕は文字列でスケッチする技を備えてしまっている
それは悲しい性のような
罰ゲームのような作業で
光沢を 触感を
体温を 粘膜を
どうにか忍び込ませようと
絵の具の下に内臓さえ描いてみたし
言葉の中に体液も描いてみたんだ

だけど

天使でなければいい
愚かな下品でいい
出鼻をくじかれた番茶達が
世界のアイシテイルの99%なのだから

 

・好きなら薫り 嫌いなら臭い


言葉を捨てて
 ココロを探す
   聞こえた声の
   その奥にある

ホントのホントの
 ひみつのヒミツを

言葉を捨てて
 夜空を想う
   最初に浮かんだ
   たったひとつの

そのアイタイを
 えぐり続けて


 

4/9

・君の心に 忘れ物があるんだ

・ハジメマシテのほとんどは サヨナラに繋がっている

4/4

・解読


君がアノヒトやアノコに
ゆっくりと色褪せる日々 
黙り込んだ詩人が
胸の中でまだ疼いている 

ノック? 
モールス信号?
感じてるさ
もちろん
でも
言葉に...

この感傷を解読して
不完全な翻訳を
垂れ流す無様を
僕はまた
耐え続けられるだろうか

雌が擦り付けようとする粘膜と
雄がにじませる粘液の
近くて遠い融合という幻影

特別であり続ける
特別な存在であり続けるのは
最上級の拷問でしかない
拷問でしかないんだ
ねえ 

・四十九日もようやく終え 緩やかに再開の模様  教習所の手続き 済み  処分者講習も近々 

母に携帯を持たせてメールとかも教育中


ついでに憎っくきミクシィにも入ってみた

・失ったもの 家族 絆
・母性 という 永遠 畏れ
・二つの自己への嘘
・まだ聞こえ続けるものを

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