2002年

12月

12月25日

・少し酔った。そしてほろ酔いが微妙な加減の高揚を連れてきた。秘やかに隠されていた内なるモノ。何かを生み出す馬鹿げた感覚。都合のいい幻想だと知りながら、それでも酔ってみたい僕がいて...。何かがはじまる予感。ワクワクやドキドキの一歩手前。もう一本の缶ビールにふやけてしまうだろうその感覚。眠りに逃げ込むには勿体ない至宝の漂泊。目覚めてもなお醒めぬ夢に溺れる愚かさ。でも、まだ続きが見たくて、もう一本だけだよと幻想のプルトップを開ける僕は数分後の道化者。酔いどれの子守歌を自分の為に歌いましょうかね。(pm10:16)

12月24日

・なにか素敵な言葉でも書こうと思ったけれど、何も出てこないや。でもメリークリスマス!(pm6:34)

12月23日

・釈迦に説法だったみたいで恥ずかしいです。でもあんまり後悔はしてません。言葉は外に向かい、時に内にも向いているものですからね。世界は言い古された文句で溢れています。でもそれぞれがそれぞれの言葉で繰り返すことが必要なのです。全ては、最も言い古されて、時に陳腐にさえ思えるヒトツの曖昧な概念に収束するのです。知っていることと感じること...。眠くなりました。(pm8:44)

12月22日

・パワーは無いけどにやけてはいますよ。あの日からね。(pm5:41)

・どこからか来る誰かに、ちょびっとだけしあわせが見つかるといいな。いつか届けるからね。その日まで待っててね。(pm5:38)

12月20日

・ニュートラルに生きる。頑張りもせず、サボりもしない。時間が無いなんて言い訳は、時間の神様に失礼になる。いつも失礼ばかりで...。(pm5:15)

12月19日

12月18日

・言葉には匂いがあるのだという。僕には少し変わった臭覚があるのかもしれない。人間の五感のうちで一番退化してしまったというその感覚。いつももどかしく嗅ぎ回る。落ち着く匂いには、いつも同じ様な特徴がある。香りは沢山の記憶と結びついている。誰の匂いがあなたを一番なごませるのですか?あなたの薫りを僕はまだ知りません。(pm5:24)

12月17日

・探しているモノは、いつだって手の中にあるもの...だね。(pm3:47)

12月5日

・あなたに投げた言の葉は、浮ついたままの劣情で僕の心にも傷をつけました。悪い冗談だと...、誰かの流したデマだと...信じたい僕はまだここにいます。自らをすり下ろす事でしか書けなかった真実...。リアルタイムで感じた痛みに似た感傷。独りよがりのシンクロニシティー。僕が予言した諸行無常の余生が、こんなにも短かったなんて...。僅かに感じたあなたの限界を、確かにあなたは超えようとしていた...。僕はただ傍観者として眺めていたかったのです。悲しい時は涙なんか出ないものですね。その事実を知ってから僕は丸二日もボンヤリしています。

 泣いた赤鬼さんはどうなったの?去った青鬼さんは....?

 お節介な心配は嫌いですね。やさしい顔した偽善者も。
笑いすぎた後の、ゆっくり我に返る時間、でっち上げの祝宴の
片づいた後の、とても空っぽな時間、暗闇の中で指をくわえて
泣いている震えた子供は、よく知った誰かに少し似ていました。

菜摘ひかる 享年29歳

いつかどこかの来世で...(pm11:20)

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